2013年04月09日

卒業生とバッタリ

あれ?もう4月?

ということで、あっという間に4月になっちゃってましたねぇ。
新年度。
息子も無事に小学2年になりました。

先日、3週間ぶりに盛岡に帰省して、GWの予定についていろいろと家族で相談。
今回は私が帰省するのではなく、妻子が東京に遊びにくる事で調整。
前半と後半に分かれている今年のGWですが、後半にくることになりました。

新幹線のチケットを手配したりして、盛岡駅へ。
無事にチケットを入手して、帰ろうと駅前のバスロータリーを歩いていたら、どうもこっちをチラチラみる女性。
ん?どこかでみたような・・・・




あー!


母校の吹奏楽部の卒業生でしたwww

彼女が卒業して以来だから、6年ぶりくらい???
いやー、時の過ぎるのは早いなぁ。
ってか、よく俺がわかったなw

あっちも今は県南のほうに住んでいて、社会人2年目とか。
たまたま(なのかな?)盛岡に遊びにきたようです。
私も本当にたまたま盛岡駅にきた(そもそも帰省自体も爆弾低気圧とかの話があったので延期するかどうか、とかいってたのに)わけで、いやーすげー偶然だわ。


そんなこともあって、当時のことを懐かしく振り返ったりして、いやぁ今思い出すとヒドい指導者だったなぁ、とか思ったりw
今は吹奏楽からはすっかり離れてしまいましたけれど、吹奏楽(というか部活動、といったほうがいいかな)にはいろんなことを学ばせてもらいました。

卒業生たちと絡むことはあまりないのですが、みんなが元気でやっているといいなぁ、とちょっとだけ人生に関われた者として、そんな事を願ってみたり。
posted by ぎじん at 09:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

風邪と「吹奏楽コンクール」

風邪が一向に良くならず(涙)、楽器どころか週末もほとんど布団で寝てました。
熱はないのですが、喉が痛く鼻もぐじゅぐじゅ。
頭痛やだるさもあって・・・。
インフルエンザではありませんでしたが、こうなると本当に厄介です。

土曜に病院へ行き、「んー、なかなか抜けないねぇ・・・」という事で薬がまた変わって、これがまた激しく眠くなるやつなんですよ・・・。
土日なんて、那音を抱っこしながらこっちが寝てたり(笑)、布団に入ったら記憶が飛んで、気づいたら夜になってた、なんて状況でしたからね。

それにしてもいつになったら回復するんだこの風邪は!!!!


・・・といいつつ、今日は少し気分が良いです。
薬のせいで眠くもありますが、回復に向かっている事は確かなようです。
良かった良かった。





風邪の話はさておき、週末の岩手県内各地では吹奏楽コンクールの各地区大会が繰り広げられていたようです。
残念ながら、母校は県大会には進めなかったようです。
今年の3年生までは教えていた子だったりするので・・・ちょっとショックです。

あと、先日ちょっとBlogやmixi日記で触れた「オーボエを教えている子」の学校は見事に県大会出場との事。
良かった良かった。
もう一校、私が昨年まで指導にかかわっていた学校(オーボエの子は今でもメールなんかで指導しています)は、今度の日曜がコンクール。
がんばれー!
私は本番だー(笑)!
(そういえばミュートを調達しなきゃ、だった)
それからもう一校、こっちは中学校なのですが、もしかしたら指導にかかわるかもしれない(笑)学校も今度の日曜です。
なかなかよい響きのする学校で、楽しみにしています。
といっても練習録音でしか知らないのですが(笑)。

そうそう、私が指導していた母校の子たちが何人か入っている某M大(わかるって)も無事に県大会出場なようです。
昨年は県大会のステージを聴きましたが、とてもいい響きをしていて、とても好感持てました。
今年は演奏聴けなさそう(県大会の日は法事があって実家に帰っているので)なのですが、素敵な演奏をしてくれるんじゃないか、とこっそり期待しています(笑)。


そういえば母校の吹奏楽部は今年からいよいよ市内に建設された「多目的ホール」での演奏会なんですよ。
長かったなぁ・・・音楽が演奏出来るようなホールが一つも存在せず、超デッドな響きの某会館(ものすごく高い!)での演奏会をもうずーーーーっとやってきて。
母校のある地域にもう少しまともな音楽ホールがあったら、もっと「響き」ってものを意識出来るようになるのになぁ、とずっと思っていました。
私もそうですが、コンクールに行ってものすごく響くホールのステージに立った瞬間「ど、どうやって吹けばいいんだ???」とみんなが困惑するわけですからねぇ。
一年に一回or二回しかよく響くホールでの演奏経験が無い、っていうのもなかなか厳しいものがあります。
だから本当に「良かったなー」と思いますね。
今年は久しぶりに「聴く側」として行ってみようかな。
(ところでいつだっけ???)
posted by ぎじん at 17:21| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

ちょっと変わった吹奏楽(オーボエ)指導

えーと、ちょっとご無沙汰でした。
あまりmixiの日記やBlogを書いていませんでしたが、生きております。
大丈夫です(何が?)。

昨日、一昨日と東京でした。
一昨日はやたら暑かったですし、昨日は朝からザンザン雨が降って・・・。
東京出張は相変わらず無くなりません(そして密度が濃くなってます・・・)。
来週もなんだよなぁ。

昨日は盛岡に戻ってから知り合いと意見交換会と称して酒を交えながらいろいろとお話。
1:30まで激論を戦わせまして、今朝はさすがにちょっとつらかった・・・。
でも今日の夜も職場の人たちとの会食です(別部署の方々と)。

うーん、こう書くとすっかりビジネスマンですね(笑)。

購入済みのMacBookPro 13inchはすこぶる好調です。
メインマシンが自宅のiMacではありますが(メモリ容量だけMacBookProの方が大きい・・・CPUはiMacの方が速い)、出張時なんかのお伴としては手放せない限りです。
いいバッグはないかなぁ。



そんな話はさておき、ちょっとだけ吹奏楽の話。
あ、厳密には「オーボエ」の話です。

実は岩手県内の某高校(それも2校)のオーボエの子に、「課題曲自由曲実演録音」をしたりしています(笑)。
課題曲や自由曲のオーボエパートを、私が「ここはきっと音が詰まる・・・」とか「運指がややこしい」とか「こういう風に歌ってみたら?」というような解説を入れながら(笑)録音して送る、というものです。
ちょっと本人に頼まれまして・・・。
(こっちから「やってみる?」と言ったという話も・・・)
私はプロでもなんでもないので、それでレッスン料を取ったりするわけではなく、あくまで一つの方向性を示すだけです。
どうしても地方の高校生でオーボエ、となると、自分以外の人の演奏を聴く機会がないんですよね。
私の場合、PEGASOのおかげで音程もそんなに悪くなく(録音聞きなおして「ん???」っていうところはまぁいっぱいあるにはあるんですが・・・)、音色も楽器が作ってくれているので耳触りではない様子。
なので、少しは参考になるかなー、と思っています。
それがまぁ私でいいのか、っつー話はありますが(笑)・・・。

なんで、むしろ演奏そのものはボロボロだったりして、「ひー、吹けないっ!」とか「うわー、ここはむずかしー!」とかいうセリフが随所にちりばめられています(笑)。


彼女たちが勉強になってるかどうかは正直分かりません(「勉強になった」、というメールはもらいますけれど、社交辞令のようなもんだと思ってるので)が、実際に録音する私の方は思いっきり勉強になっています。
実際に音にしながら、そういう演奏にはちゃんと理由があって、その理由に基づいてこういう演奏になってるんだよー、というアプローチを織り交ぜるわけですからね。
雰囲気で吹く、とかそういうあいまいな話にはしないようにするのは、これはとても至難の業です。
(そういう意味ではプロってすごいよなぁ・・・レッスンなんて良く出来ると思う・・・)

ただ、何度も言いますけれどあくまで私はプロでもなんでもない、一介のアマチュア奏者ですから。
彼女たちにも「過度な期待はしないでね」と言ってあるので・・・。

ちなみにその子たちの中には会った事が無い子もいるんですよ。
だからレッスンでもなんでもなく、「ぎじんが勝手に楽譜を吹いてみたらこーなった」録音っていう、不思議な録音です(苦笑)。



岩手県内ではそろそろコンクールの地区大会が始まるようです。
思えば私も指導者だった時はこの時期は本当に胃の痛む思いでしたっけ(笑)。
全体の合奏を見る機会は無い(おそらく今後も無いと思います)のですが、今後も機会があれば、こういう草の根の活動が出来たらいいな、と思っています。
(まぁこんな活動、誰の目にもつかないとは思いますけれど)


頑張れ、吹奏楽部員たちっ!
posted by ぎじん at 17:00| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

2009年度吹奏楽コンクール課題曲ファーストインプレッション

2009年度吹奏楽コンクール課題曲、ようやく全曲聴きました。

今回から課題曲5も高校生が演奏できるということなのですが、5はちょっと難易度が高い(その割にはあまり新しい発見がないというか・・・)ので割愛。
各曲、ファーストインプレッションです。
一回ずつしか聞いていません。
(唯一3だけは3回聞きました・・・)

課題曲1 16世紀のシャンソンによる変奏曲
えーと、個人的にはこの曲が一番好きですが、これが「課題曲」としてどうなのか、といわれると・・・。
ケルトドラムが欲しくなりますね(笑)。
あえてビブラートを抑えた、古楽風のアプローチでやってみたくなって・・・。
というわけで、この曲は非常にマニアックな作り方をすると可能性が広がる気がします。
ただ、それがコンクールの場で評価につながるかどうか、は別問題。
特に音色の変化をどうつけるか、を高校生あたりには非常に難しいのでは・・・。
派手なところも無いし、短い時間にインパクトを与える必要のある「コンクール」という場所ではこれはちょっと選ぶのに躊躇してしまいますね。
自由曲とのコントラストをつける、というのならいいのかもしれませんが・・・。
ただ、楽曲としてはとても優れた曲だと思います。
私は「演奏会で取り上げてみたい」曲、という印象でした。


課題曲2 コミカル☆パレード
オーソドックスなマーチ、という印象です。
題名からもう少しトリッキーな曲かな?と思いましたが、それほどでもないですね。
一番作りやすいと思います。
無難にこれを取り上げる学校は多いのでは???
明るくてかわいらしい旋律がコロコロしていて。
動きの輪郭がハッキリすることがポイントだと思いますが、それが出来るようになればこの曲の雰囲気は伝わってくると思います。
ミソは「装飾」かな。
木管勝負、じゃないですかねぇ。
テンポの処理やダイナミクス、音色などで他校との変化もつけやすそう。
バランスよく響かせながら(決して乱暴な演奏にならないように)注意していけば、問題なさそうです。
(スコア見たらびっくりだったりしてね)


課題曲3 ネストリアン・モニュメント
さて、今回課題曲5まで含めてもっとも「問題作」なのがこれだと思います。
今回の5曲の中で、唯一3回も聞いた(笑)曲。
最初聴いた時は全く理解できませんでしたよ。
こりゃマーチなのか???とも一瞬思いましたが、一応マーチじゃないんですよね?
(マーチなのか?)
これが課題曲として選ばれるということは、この曲をどう料理するか、というのが評価のポイントになるのかなぁ。
よく聴くと実に緻密に作られていて、あえて音を抜いておいて、その無い部分を奏者が脳内補正して演奏する必要がある、というなかなか苦労しそうな曲です。
指導者の力量が問われそうですし、何よりこの曲は見た目のカッコよさ(カッコいいかなぁ)と、他の課題曲にはない激しさ(実は激しくない)で人気を集めそうですが・・・曲として成立させるのはなかなか苦労しそうです。
あえて和声進行をおかしくしている感じに聞こえるのですが、スコアとにらめっこしないとこれ以上はわかりません。
少なくとも私にはよく理解できない曲です。
全体を通した構造を聴いた時、なぜか頭の中でサンサーンスのバッカナール(サムソンとデリラ)を思い出しました。
しかし冒頭の響きは雅楽のようでもあるし、ガムランのようなものも感じさせるし・・・。
中間部のサックスのメロディは、細かいリズムを感じさせないようにねっとり吹きたいところですが、後ろでシロフォンがけたたましくリズムを刻みます。
そこと乖離しないようにしつつも、脳内で自分の伴奏和声を意識していないと、大変なことになりそうです。
もう一つ言ってしまうと、最後の終わり方があまりにも「普通の協和音」で終わるところがこの曲へのアプローチをさらに厄介にするところでしょう。
うーん、うーん、うーん・・・これは難曲です。
・・・言うほど難しくなかったりするのかなぁ。
聴いてると無駄な事が結構多いような気がするのですが、無駄じゃないのかなぁ・・・本当によくわかりません。
楽譜を見てないのでわからないですが、私はちょっとこの曲を課題曲として取り上げるのは怖いかなぁ、というのが印象です。


課題曲4 マーチ「青空と太陽」
あー、元気良いマーチですね。
ただトランペットが全編吹き過ぎじゃないですかね(笑)?
全編金管楽器大活躍で、作曲者は金管楽器が大好き?
もしかして小編成向けなのかもしれないのですが、ちょっと詰め込みすぎな気もします。
それでも作曲者の熱気が伝わってきて、逆に私のような醒めた大人(失礼)には「もう少し落ち着こうよ!」と思ってしまいます。
そういった部分を差し引いても、この曲は課題曲としては「いい曲」だなぁと思いました。
短い時間で吹奏楽の持つ響きを、いい意味で裏切らずに発揮出来るという点では、中学高校バンドには人気のある楽曲だと思います。
金管、特にトランペットに自信のある学校だったら候補に入れておきたくなりますね。


ということで、音源を聴いただけの印象でした。
スコアを読めば印象がまた変わるのだと思いますが・・・。
「おいおいそりゃねーだろー」というようなツッコミもあるかと思いますが、まぁ「ぎじんは所詮その程度の見識」と笑ってやってください。
posted by ぎじん at 06:29| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

吹奏楽コンクール課題曲

防備録として。


1 16世紀のシャンソンによる変奏曲/諏訪雅彦
2 コミカル★パレード/島田尚美
3 ネストリアン・モニュメント/平田智暁
4 マーチ「青空と太陽」/藤代敏裕
5 躍動する魂 〜吹奏楽のための/江原大介

来年度の吹奏楽コンクールの課題曲だそうです。
どんな曲なんでしょう?

posted by ぎじん at 09:18| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月08日

カンビーニの三重奏



某学校のアンサンブルコンテストで「フルート、オーボエ、ファゴット」の三重奏という編成がありまして。
こちらの曲を探して探して探しまくったら、いい曲が見つかりました。

カンビーニ作曲 三重協奏曲作品45の6

2楽章からなる小品で、トータル10分弱。
アンサンブルコンテストは5分ですから、どちらかの楽章、という事になりますが2楽章がちょっと難しいので1楽章かなー、みたいな。


で、音源も探してみたら海外で1枚ありましたよ(笑)。
http://www.amazon.co.jp/Giuseppe-Cambini-Trii-Concertanti-Op/dp/B0000521YV/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1223443514&sr=1-1

慌てて購入し、ようやく先日手元に届きました。

これは本当に名曲!!!!
とても明るい響きがして、颯爽としていて、三人のアンサンブルが見事に絡み合います。
この編成でこんなに素敵な曲があったなんて!!!!

指導、じゃなくて普通に演奏者として吹いてみたいなぁ。
でもファゴットとフルートにかなり達者な人がいないと大変(三人の中ではオーボエが一番ラクに見える)。
こういう曲って埋もれてるんだなぁ、本当に。

ちなみに「作品45の6」と書きましたが、作品45は全部で6つの小品から出来ています。
なので、他に5つも同じような曲があるんですが、これも入手したCDに入ってましたよ。
どれもこれも本当に素敵な曲です。


アンサンブル、やっぱり楽しそうだなー。
昨日の一件以来、急にオーボエづいている今日この頃。

やっぱり某五重奏の練習に顔出すかなー(笑)。
ねぇねぇ、次の練習はいつなの(笑)?>関係者

posted by ぎじん at 14:49| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

吹奏楽指導が終わりました

こちらのBlogの投稿がおもいっきり間を空けてしまっていてすみません。

いろいろありましたが、母校の吹奏楽部の指導がこのほど終了しました。
応援してくださった皆様方、また母校の吹奏楽部をご支えてきてくださった皆様方、関わってくださった皆様方、誠にありがとうございました。

今後は生徒顧問が手と手を取り合って新たな第一歩を踏み出していくようでございます。
陰ながら温かく見守れれば、と思っております。


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posted by ぎじん at 13:44| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

コンクール終了

こっちのBlogにも。

吹奏楽コンクールの地区大会が昨日ありました。
指導している母校ですが、銀賞で県大会へは進めませんでした。
応援いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

演奏中の生徒の笑顔が、演奏そのものの充実度を物語っていたと思います。
個人的な反省点はいくつもありますが、良い生徒に恵まれて、とても幸せな時間を過せました。


私にとっては「最後の」コンクールとなりました。
以前からコンクールについては懐疑的な立場でありますが、今回わかった事は「コンクールがあるからこそ人は育つ」という一面もあり、これが吹奏楽部の生徒にとっては物凄く大きなことだという事です(技術的に、という事ではなく、人生における勉強という意味で、です)。

私はどれだけの事を生徒に教えることが出来たのかはわかりませんが、生徒はコンクールという場において、自分達でとても大きな事を学んだし、得たのだと思います。


最高の生徒達でした。
ありがとう。


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posted by ぎじん at 13:17| 岩手 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月05日

日帰りかぁ・・・むぅ・・・

土曜日に大船渡高校吹奏楽部の指導へ行く予定。
これは変わらないんですが、一つ問題が。
本来は明日(金曜)の夜に家族全員(といっても奥様と那音と私の3人だけなのですが)で移動の予定だったんですよ。
実家に電話してみたら、なんと祖母が風邪(苦笑)。
那音はこれから予防接種とかを受ける関係で、風邪をひかせるわけにはいかず・・・。
最大の予防は「風邪引きに近づかない」ですからねぇ。

ということで、土曜日は多分日帰りという事になりそう。
日曜の練習も見たいところだったんだけれど、予定が狂ってしまったなぁ・・・。
その分土曜日は密度を濃くしていかないと。


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posted by ぎじん at 23:23| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

ここで一度整理

吹奏楽の話。
ここでいう吹奏楽は「中学高校の部活としての吹奏楽」という意味です。

関係者の方々から非難をいただくのを承知で、あえて書かせてもらいます。
というのは、これを書いて自分自身を見つめ直さないと、どうしてもこの吹奏楽という世界であと一歩を踏み出す事が出来なさそうだからです。
今の私にはこの「あと一歩」が必要です。

いや、5年前の自分にしてみれば、吹奏楽という世界に足を踏み入れるなんて全くこれっぽっちも思っていませんでした。
オーボエという楽器は吹奏楽という合奏体では(個人的には、ですよ)適した形ではないと思っている(これは今でも)からです。
指揮を振る方にしてみても、私は「合わせる!」という事を目的にするのが大嫌いで、音程悪かろうが縦の線が合わなかろうが、まずは「みんなでアンサンブルを楽しむ」姿勢が第一だと思っております。
で、どうしても「コンクール」というものが存在する以上、「合わせる!」を目的にしてその上で音楽を、という私にとっては「順序が逆の事を行う」ジャンルだと思っていたからです。
(個人のコンクールはあるにせよ、合奏体そのものに対するコンクールなんてクラシックな世界ではちょっと考えにくいので・・・室内楽コンクールはありますけど)

正直言うと、未だに「吹奏楽」がよく分かっていません。
恐ろしく厳しい練習を強いて、縦の線を合わせる、動きを揃える、和声を揃える、ピッチを揃える、発音を揃える・・・という事を、ひたすらメトロノームやら、時には指揮者による指揮台叩きなどで合わさせる。
そこから出てくる響きは、確かに生徒一人一人の頑張りの結晶なのでしょう。
ですがそこには既に「作曲家が意図した世界」は存在しません。
ラヴェルのスペイン狂詩曲やダフニスとクロエの世界、ドビュッシーの海という世界が、いわゆる「スポ根」的な事から生み出されるとは到底、到底思えないからです。

ですが、ある人に出会って光明が見えてきました。
我々が作っているのは音楽ではないのですね。
「人を育てている」のですね。
結果として出てくる音楽を最高のモノにするのではなく、それを演奏する「子供達を最高の人間に育てる」のですね。
いや、分かってはいる(いた)のです。
ですが私は自分自身が最も愛するものの一つである「音楽」に対して、常に正直でいたいと思っていて。
最終の目的が「音楽を理解する」になっている自分(これは今でもそう考えています)。
どうしても頭の中で「音楽」と「教育」を結びつける事に抵抗がありました。
何故か???何故なんでしょうね。
自分の中で線を引いているだけなのでしょうか。
ここはよく分かりません。

で。
特にここ2週間くらいで本当に急接近しているその方の活動や考えている事(の裏の裏)を考えていくと、一つの結論に達します。
そしてそう考える事で私の今までの悩みは解決されそうな気がしました。

それは「人=音楽」です。

人と音楽を結びつけ、それを同時に創って行く。
音楽を創る、という事は、実は音楽を楽譜という紙にインクで書かれた物質から「育てあげていく」という作業なのですね。
そして人間を創る、という事は、まさに人間を「育てあげていく」という作業なのですね。
この2つをリンクさせる事で、初めて私の悩みはぱーーーっと晴れていきました。

ってか、私は既にこの事に気付いていたはず。
そういう指導もしていたんですね。
(それはこの間の指導を見てくださった方はお分かりかと思います)
そこに自覚が無かっただけ。
だから中途半端だったんです。

あー、やっと理解の糸口を見つける事が出来ました。
これから8月までの短い時間で、「吹奏楽」を理解し、吹奏楽を通してたくさんの子供達とたくさんの音楽を育てあげていく作業をしていきます。
非常に苦しい事、困難が山のように襲いかかってくるのでしょう。
それを一人で解決するのは不可能です。
子供達、協力いただく大人達、皆さんの力を借りて、私自身も育っていけたらと思います。

ちなみに今日その人とお会いするんですが、きっとこのBlogを見てニヤニヤしながら「はい、そのとーりー!」とか言ってるんだろーなー(苦笑)・・・。

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posted by ぎじん at 06:30| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

卒業おめでとう

指導している母校も今日が卒業式。
今回卒業した生徒は、ちょうど私が高校の指導を本格的に始めた時に入ってきた子達。
もう3年も経つのだなぁ、と感慨にふけったり。

言いたい事は指導する中で言ってきたので、今更あえて言う事も無し(笑)。
ただただ無事に卒業を迎えられた事を、本当に心の底から喜んでおります。

いよいよ新たな人生の第一歩を踏み出しました。
人生をエンジョイしてください!!!!
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posted by ぎじん at 23:58| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

「楽譜に忠実」の本当の意味

cresc(クレッシェンド)は音楽をやっている人にはおなじみ、というか知らなきゃいけない用語ですね。
意味は、そう「だんだん大きく」ですよね。

元々音楽用語はイタリア語でして、イタリア語でのcrescendにはどういう意味があるかご存知ですか?
「育つ」とか「成長する」という意味があるのです。
ですから、crescendする場合は、音をただ大きくするのではなく「音を育てる、成長させる」イメージが必要なんです。

同じように、「フォルテ」には「強く」という意味がある、って教わりますが、これも「丈夫な、激しい」といった意味があります。
だからフォルテの表記はただ強くするのではなく「激しさを持った」強さが必要です。

アレグロなんて「速く」なんて思われてますけれど、実際には「陽気な」という意味です。
陽気なイメージは少し小走りな、わくわくする感じなんですよね。
それの一面だけ取って「速く」って思われてるのでしょう。

クラシック音楽を演奏する、という事の第一段階は「楽譜を読む」事から始まります。
楽譜に書いてある表記は全て重要で、それらを読んでから初めて曲の内面に入り込みます。
そんなときにallegroと書いてあったからただ速く演奏するという事ではありませんよね。

こういう事をやって、はじめて「楽譜に忠実」といえるのだと思います。

メトロノーム表記があって、メトロノームに忠実な演奏が「楽譜に忠実」とは限りません。
むしろ重要なのは「関係性」です。
昨年の吹奏楽コンクール課題曲の「架空の伝説のための前奏曲」は、テンポ表記がよく変わる曲でしたが、冒頭と最後、そして中間部へのつなぎが同じメトロノーム速度になっています。
そして中間部のゆったりしたテーマの速度、実は冒頭で示されているテンポより速いのです。
ただメトロノームに合わせるだけでなく、ここにこめられた意味を知るべきです。
冒頭、中間部(へのつなぎ)、最後の速度が一緒という事は、この曲の基本テンポがここで示されている事に他なりません。
そしてこの速度より「遅くなるテーマ」は存在しないのです。
ゆえに、中間部は後ろ向きな音楽ではなく、前進性を持った「前向きな旋律」であるべきです。
これこそがメトロノーム記号に込められた意味で、あくまでメトロノームが示しているのは「テーマ毎の関係性」なのです(もちろん速度表記が示す「曲の情景」もあります)。

ところが、コンクールなんかで実演を聴くと、勝手にこの中間部のテーマを遅く演奏したり、冒頭、つなぎ、最後のテンポが全然違かったり、と完全に作曲家が楽譜に残した思いを踏みにじる行為が行われている、と私は感じました。
吹けないからといってタンギングを全部スラーにすると意味が変わってきますよね?
冒頭のリズムが込み入ってくるところの面白さを聞かせずに、勝手にstringendoしてうやむやにするとか。

我が母校ではテンポの関係には気をつかって演奏させていただいたのですが、審査員の講評の中に「楽譜に忠実な演奏でしたね」と書かれていました。
それがどういう意味で書かれたのかは知りませんが、そんな事が講評用紙に書かれた事自体が私は驚きで、そんな当然の事しかもしかして書く事が無かった演奏だったのだろうか、とちょっと悩んだりもしました(苦笑)。
楽譜に忠実な演奏をする、という事は当然の事なのではないのですか?
吹奏楽コンクールは指揮者コンクールではないので、あくまで演奏者の技術などに主眼をおくのかもしれません。
ですが、楽譜に書いていない事どころか、楽譜に書いてあることまで無視をして演奏する事にいったいどれだけの意味があるのでしょう。


パクス・ロマーナというマーチを課題曲でやった時の事です。
私は生徒達に遅いテンポを要求しました。
「ローマの平和」を意味するこのマーチにおいて、戦争中の軍隊を描いたわけではなく、あくまでローマ軍がローマ市内を皇帝の御前で一糸乱れぬ荘厳な行進を見せる、というイメージでしたから。
遅いテンポだからこそ、三連譜と付点音符の動きに違いが出せて、より迫力をもった荘厳な皇帝登場のファンファーレに結びつくと考えました。
ただし、それをきちんと伝えきれなかった私の責任は大きく、コンクールではそれを表現するどころか非常に中途半端なものになってしまいました。
(当時の生徒諸君には申し訳なく思っています)
しかし、コンクールでこのマーチを聴かせたところは皆一様に「速い」テンポでした。
それはとてもローマ軍なんかを想起させず、まるで映画音楽でも聴かされているような、ローマ風サウンドのマーチでした(そのほとんどがエラい軽い)。
確かにそれはそれでカッコイイ演奏でしたし、技術的にも素晴らしい演奏が多くて「おー」とは思いましたが、私が指揮をする限りはそういうアプローチは決してしないなぁ、と。
まぁこれは私の解釈がそうだった、というだけの話ですので、ただ単に私の曲への理解度が低かったのかもしれません。


私には自分が指揮をするときのモットーがあります。
それは「いかに指揮者の存在を消すか」です。
私なんかよりずーーーーーっと才能のある作曲家の方々が書いてくださった曲を、経験と知識、テクニックを駆使して音楽として響かせる以上に、私の役目はありません。
そこに「私らしさ」なんてなくていいのです。
おかげさまでベトプロなんかでベートーヴェンのシンフォニーが終わってから「とても素晴らしいベートーヴェンだった!」とお褒めの言葉をいただきますが、「ぎじんのベトはいいねー」とか「指揮者が良かった」とか「あの解釈がどーのこーの」という評は一度ももらったことがありません。
ありがたい事です。
それはすなわち私という存在が無くなって、ベートーヴェンという偉大な作曲家の書いた曲がオーケストラの皆さんの力によって聴いてくださった皆様方に伝わった、という事なのですから。

本当は吹奏楽の指揮においても同じ状況になりたいのですが、生徒の皆さんはまだそういう余裕がありませんのでどうしても大振りになってしまいます。
でも今年こそは私という存在が無くなって、作曲家が曲に込めたものを、生徒の皆さんの演奏によって聴いてくださる皆様に伝える事が出来たら、私にとっては最高のフィナーレになるんだと思っています。
そして、それこそが本当の意味での「楽譜に忠実」な演奏なのだと思うわけです。

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posted by ぎじん at 12:54| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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