すっかり堀江ニュースと西武問題で隠れてますが、岩手では大きな動きがありました(ってか西武問題も岩手が絡んでるんだけど)。
それは「岩手競馬 廃止」というニュース。
詳細についてはいろいろ出てるのでそちらを見てもらうとして、いずれ県議会は岩手県が競馬組合に対して300億円を超える融資を行う案を一昨日の本会議で「否決」しました。
私の場合、競馬は全くやりませんが、個人的な思い入れはあります。
以前下宿をしていたところが、旧盛岡競馬場で「ジャンボ焼き鳥」を売っていたところだったから。
私も休日はよく旧競馬場でタバコ売ったりヤキトリ売ったりしてました(バイトで)。
ここは騎手会館の食堂もやっていて、昼なんかは騎手会館で食べたなぁ(騎手なんかが普通に食べてたりする)。
レースをのぞいて、実際に目の前を馬が疾走していくのを見ると、かなり感動があります。
一時的とはいえ、私も競馬に関わった人間の1人です。
やはり岩手競馬がこういう状況になっていることには胸を痛めます。
いずれ融資案は否決されました。
私は(思いいれとはまた別に)個人的には「融資すべき」だと思っていたので、否決と聞いてちょっと驚きましたが。
だってどのみち3月末の返済については、構成団体である岩手県、盛岡市、奥州市がお金を支払わなくてはいけないんですよ。
それこそ「税金」で。
融資ならまだ返してもらえる(事実上可能かどうかは別にして)んですが、今回は構成団体が「肩代わり」するわけですからね。
さらに大量の失業者(3000人弱・・・でも間接的に影響を受ける人を含めればもっとスゴイ数になるでしょう)が出るでしょうし、奥州市なんかは税収も激減で、一歩間違えれば夕張みたいな事になりますからね。
いずれ、岩手競馬は遅かれ早かれ「廃止」せざるを得ないでしょう。
今回の融資案は「廃止」を前提に、ソフトランディングをするための融資案だったと思っています(だから県知事は「私の代で道筋を・・・」と言ってきていた。つまり「廃止」という道筋を示したかったのではないか、と思うわけです)。
ですが多くの人には「永久的存続」を目指すと思われたが故に、反対する人も多かったのでしょう(なんで採算の取れない事業にそんなに金かけんだよ、とか)。
いずれ否決されてしまい、今日行われる競馬議会、今後行われる岩手県議会、盛岡市議会、奥州市議会において、岩手競馬廃止に関する事後処理の協議が始まることと思います。
議論の争点を絞り込めなかった知事側、選挙をにらんで都合のよい話しか出来なかった議会側、見通しの甘すぎた競馬組合側。
それぞれの思惑が全て「悪い方向へ」向いて、岩手競馬は廃止への道をスタートします。
posted by ぎじん at 10:16| 岩手 ☁|
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