2012年09月12日

上京から1年経って、ちょっとお金の話をば

9月になってまして・・・。
えーと、転職、上京して一年が経ちました。
早いですねー1年。

で、なんか書こうかな、とも思ったのですが、感傷的な話になっちゃうし、どちらかといえばかなり個人的な思い(家族も含めて)なんで、ちょっとこういうところでは書かずに、むしろ「そういえば転職ってお金かかったよなー」という観点から、一年前の事を思い出して書いてみようと思います。


まず私はずっと岩手県に住んでいて、岩手県から出たことがありませんでした。
長期出張みたいなので東京にいた事はありましたけれど、それでも毎週末帰ってましたしね。

大船渡市で生まれて、高校卒業してからはずっと盛岡で住みつづけて。
家庭が出来て、家まであって、という生活。
自宅にはこのまま死ぬまで過ごすだろうという事で、まぁ外張り断熱とか太陽光発電システムとかオール電化とか、まぁそれなりに投資をしてるわけです。
(そしてこれらは今も払い続けてますよはい)



まぁいろいろあって転職する事になりました。
(この辺の顛末はもう今更感もあるので割愛)

転職先は東京の某企業。
つまりこの年齢にしてまさかの東京生活、ってなわけですよ。
しかも一人暮らし!
私にとっては初めての転職で、しかも完全な一人暮らしってのは初めての経験。
何しろ、学生の頃から親戚がやっていた下宿で生活(結婚するまでずっと)。
ご飯(お米、という意味ね)は一応出ましたが、冬には凍り付く風呂とか、隙間風が入る上に朝起きたら雪が積もってた部屋とか、まぁいろいろな思い出が詰まった下宿住まいは10年も!
自炊まで含めた一人暮らしというものは経験せずに結婚、アパートに引っ越して、翌年には一軒家に引っ越してるわけです。

いやー、人生本当に何が起きるかわからんなー。

それでですね。
もちろん一人暮らしをする、というのは別に生活が楽になるわけじゃないんですよね。
普通に考えると「二重生活」なわけでして。

この拠点を変えた転職、ってやつが、どれだけお金かかるのか、というところってなかなか想像出来ないかもしれないんですが、これがまぁ大変だったわけです。



まず「住むところを決めるのにお金がかかる」という点。
まぁ当然といえば当然なんですが、住むところを考えなきゃいけないわけです。
もちろん盛岡に住みながらも、ネットなどで情報収集は出来るわけです。
でもある程度候補を絞りつつも実際には現地に行かないと分からない事が山のようにあるわけですよ。
盛岡のように車を持っているわけじゃないですから、近場にスーパーとかコンビニがあった方が便利だよね、とか、駅から歩いてどのくらいなんだ、とか、郵便局とか銀行とかどの辺にあるんだっけ、とか。


で、現地にいくとなれば、これはもう日帰りなんかで決まるわけはないんで、二泊三日とかで東京へ行って不動産めぐりとかしなきゃいけないわけですよ。
まずここで「交通費往復 + 宿泊費」がかかります。
私の場合は一人で決めるというわけには行かなかった(妻子も「自分たちが行きやすくて滞在しやすいところがいい」という要件をお持ちでしたから)んで、二人分。
息子は妻の実家にあずかってもらいました。


まぁ幸いにして割りと早く決まりました。
平和島。
(このくらいの情報じゃ私の自宅が特定はされないだろうから書いてもいいよね)

私の場合はラッキーで、職場が品川近辺という事もあったし、実はその前に仕事で長く大森近辺をウロウロしていたんで、その辺りの土地勘がちょっとあったわけです。
田舎者が東京で生活するにあたって、土地勘があると無いとでは全然違いますね。
生活がある程度想像出来る、っていうのは本当に助かった。
住んでみてからも思った以上に楽だったのは、この土地勘があった事が起因してます。
そうじゃないと結構苦しんだろうなぁ。


でも住むとなれば、今度は敷金礼金とかがかかるわけですね。
あとは入居する時期によっては部屋代が「日割り計算」で請求されるわけで。
こういうのもちゃんと計算に入れておかないといけません。
いつから入居するか。
あまり早くから入ると光熱費なんかも日割りで請求されたりするし、住んで無いのにアホらしいなぁ、とか思ったりもするわけで。
うちはギリギリ9月からの入居としました。


次に、「引越し代金と家具とかその他にお金がかかる」という点。
盛岡にあるものは盛岡から送ろう、と思うわけで、本とか着替えとか食器とかを梱包して送るわけですね。
それでもある日にまとめてドンと送られてくる形にしなきゃいけないんで、引越し業者の一人暮らしパックなるものに頼みました。
これが数万円。
(自転車も送ったからちょっと高めにかかった)

これに加えて、現地で調達しなきゃいけないものもあるわけです。
住むとなれば家具や家電が必要。
私の場合は家族で生活するものしか自宅になかったから、一人暮らしとなればそれらを持っていくわけにもいかず、結局だいたいのものは現地で調達。

ベッド、収納、ポット、炊飯器、掃除機、アイロン、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、カーテンを購入しました。
あとテーブルや書棚もだな。
物干し系も。

エアコンは備え付けだったし、電気も備え付けだったんですが、これがついてないところもあるので要注意。
ネット環境なんかも当然無かったわけですが、私はヨドバシへ行って回線契約する事で家電30000円オフってやつを利用して、これらをまとめて購入しました。

当然購入してすぐに新居へ、というわけにもいかないわけでして、後日郵送を頼むわけですね。
(つまり引っ越す前にやっておかなきゃいけない)

まぁ細かい金額までは書かないですが、なんとなく「け、結構かかるね・・・」と思われたかと。
はい、結構かかりましたw


で。
これらのお金の出処として、まぁ普通に考えると「退職金」とか思うわけですよ。
一応14年働いてましたし、退職金がどれくらい出るか、ってのは社内規程のようなものでなんとなく計算も出来てましたからね、私の場合。


ところが、前職は「確定拠出型年金」になっていたため、退職金というものは手元に来ませんでした。
あくまで年金型積立になっているので、そっちに行ってるわけですね。
一番アテにしていたわけですが・・・。
大誤算。
というか、これはねぇ、まぁかなり転職そのものを決断してから一気に物事をすすめていたという事もあって、ちょっと調べが甘かったんですよ。
反省点です。

なので退職金は(なんか端数っぽいものが幾らかは来る)使えない。
さらに住民税については前年の分を払うという事になっていますから、一括請求が来るんですよ。
私は8月末での退職となりましたので、9月以降の住民税払込を一括で、と言われました。
この瞬間、実は「あ、詰んだかも・・・」と思いましたよマジでw

ただ、この住民税については次の職場で特別徴収という形で引き継いでもらえます。
手続きが面倒(前職に対して「次はこの職場」とかいうのを知らせないといけないし)だったりするので、これはこれで結構大変でしたけど。
でも最終的には引き継いでもらえたので本当に助かりました。

ちなみに・・・ここではちょっと書けない個人的な支出がございましてですね、それはそれはもう大変だったものがあるのですが、これは私個人の話なので参考にならないのでここではあえて書かない方向でw

まぁ、そんなこんなで結構かかりましたね。
いや本当に大変だったなぁ・・・。


8/31に前職へ最後の出社をして、9/1に上京!
1〜4日までかけてひたすら引越し作業、必要なものの購入(食材なんかもそうだ)をこなして、なんとか5日に出社、新しい生活をスタートさせたわけです。
この必要なものってやつがまたいろいろありまして・・・。
洗剤とかティッシュ、トイレットペーパー、洗濯バサミ、皿を洗うためのスポンジ、掃除道具(トイレ、風呂)、まぁこの辺りは普通に一人暮らしした経験があれば結構かかるのはわかりますよね。


引っ越して、ようやくほっとしたのもつかの間。
考えてみたら最初の一ヶ月、給料日までは非常に苦しいんですよwww
そもそもいままで家族で一つ屋根の下で暮らしていたところに、突然私が抜けて、二重生活ですからね。
この最初の一ヶ月は本当にキツかった・・・(いやマジで・・・)。
特にね、電車賃・・・あうあう・・・。
土日にちょっと遠出、とかするとあっという間に・・・あうあう・・・。

そこにきて、帰省するとなればまたお金もかかるわけでしてですね。
いやはや・・・。
(私は「望んで東京に出てきてる」わけで、地方から会社都合で出てるわけじゃないから単身赴任ではないのですよ)


まぁそんなこんなで一年経ち、お金の話も含めてようやく落ち着いてきた今日この頃。
一年前のことを振り返りながら・・・そんなだったなぁ、とちょっといろいろ思い出して目頭がwww

なかなか拠点を変えての転職、っていうのをする人も少ないとは思いますが、何かの参考になれば幸いです。

ということで、一年前の振り返り、でございました。
posted by ぎじん at 20:57| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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